冥王レイリーの強さは黄猿より上?名言も若い頃もかっこいい!

かつて偉大なる航路を制し海賊王となった男 ゴール・D・ロジャー。
そのロジャーの右腕であり、かつ伝説の生き証人であるのがシルバーズ・レイリー元副船長です。
“冥王”レイリーとも呼ばれるこの大海賊、全盛期を過ぎてなお衰えない戦闘力と、老兵だけが醸し出せる渋みがとてもかっこいいキャラクターですよね!

今回は、そんなレイリーの強さや、人物的な魅力に迫っていきたいと思います!
それでは、まいりましょう。

冥王シルバーズ・レイリーとは

それでは、海賊王の右腕を務めたレイリーのプロフィールを見ていきましょう。

肩書
ロジャー海賊団副船長(元)→コーティング職人
異名
冥王, 海賊王の右腕
年齢
76歳(2年前)→78歳(2年後)
身長
188cm
悪魔の実の能力
なし
覇気
見聞色, 武装色, 覇王色

初登場時点で76歳という高齢ながら若々しい肉体を保ち、女性好きでおちゃらけた一面もあれば、ダンディーなおじさまといった印象もあり…。
レイリーは海賊王の元クルーという経歴以上に、豊かなキャラクター性を持った人物です。
シャボンディ諸島で麦わらの一味が再集結するまでの2年間、ルフィの修行に付き合った師匠でもありますから、どこか父性を感じさせる部分もありますね。

レイリーは強すぎる?覇気や能力などの強さを分析

レイリーといえばグランドライン一周を成し遂げた海賊王の元一味ですから、戦闘力についても一級品です。
レイリーの強さについては、他の登場人物の口から語られることもしばしばです。

黄猿「あんたを捕らえるとなると…こちらとしても色んな覚悟を決めにゃあいかんので」

レイリーに言い返す黄猿
出典:ワンピース コミック 第52巻より

シャボンディ諸島にて麦わらの一味の窮地を救いに来たレイリーに対して、大将・黄猿が発したセリフ。
レイリーが、海軍の最高戦力である大将でさえも「覚悟を決める」必要がある強さを持っていることの証明です。

ガープ「レイリーを相手にすれば軍は思わぬ数の兵力を失うことになるぞ」

レイリーの脅威について語るガープ
出典:ワンピース コミック 第51巻より

こちらは人間屋(ヒューマンショップ)に捕らえられたレイリーを海軍が発見し、その報告を受けた中将ガープが発したセリフです。
“海軍の英雄”とまで呼ばれているガープからしても、レイリーを相手取ることはリスクが大きいと判断するようです。

折は丁度、海軍と白ひげ海賊団との全面戦争が控える局面であり、ガープはレイリーと対峙することと白ひげ海賊団と対峙することの、それぞれの有事の大きさを同等だと捉えている様子です。
この場面も、レイリーの伝説じみた強さの片鱗が窺えるシーンだと言えますね。

では、レイリーの「強さ」とは具体的にどういったものなのでしょうか?
筆者はレイリーの戦闘力は下記の3つのポイントから成り立っていると思います。

■レイリーの強さ3つのポイント

  • 身体能力(格闘能力)
  • 覇気
  • 剣術

それぞれを詳しく見ていきましょう!

レイリーの強さ①身体能力(格闘能力)

まずは1点目のレイリーの身体能力について分析していきましょう。
レイリーの身体能力の高さは、70代後半という高齢ながらも、現役で戦っているツワモノ達を相手に対等以上に渡り合えるレベルです。

レイリーの戦闘力に驚く戦桃丸
出典:ワンピース コミック 第52巻より

例えば、シャボンディ諸島で剣を交えた黄猿・ボルサリーノ戦。
黄猿の部下である戦桃丸が「オジキが止められるトコなんて初めて見たぜ!!」と驚愕する戦闘能力で麦わらの一味の脱出をサポートします。

そして、レイリーの尋常ならざる身体能力が垣間見えるシーンがもう1つ。

海を泳いでアマゾン・リリーに上陸するレイリー
出典:ワンピース コミック 第60巻より

女ヶ島「アマゾン・リリー」にてルフィが静養中にレイリーが現れるこのシーン。
嵐で乗っていた船が沈められたレイリーは、 なんと凪の帯(カームベルト)を生身で泳ぎ、道中で海王類とケンカしながら女ヶ島へと上陸します。
おじいちゃんなのに、とてつもない身体能力です…しかも76歳とは思えない肉体美。

上記のように、レイリーの強さは純粋な身体能力の高さに基づくことがおわかり頂けるかと思います。
加えて、海を泳いできたということは、レイリーは悪魔の実の能力者ではない様子ですね。

レイリーの強さ②覇気

レイリーの強さのポイントの二点目は、レイリーの持つ覇気に関してです。
レイリーが強力な覇気を持つことは、自然系 悪魔の実を食べた黄猿の攻撃を、蹴りで止めたことからも明白です。

黄猿の攻撃を蹴りで止めるレイリー
出典:ワンピース コミック 第52巻より

レイジー自身が「覇気(武装色の覇気)は、自然系の悪魔の実の能力者の流動する体も”実体”として捉えることができる」と語っている通り、黄猿・ボルサリーノが光になって攻撃したとしても、それに対抗することが可能です。
ルフィの師匠として2年間、覇気の取得を中心に稽古をつけていたことからも、レイリーの武装色と見聞色の覇気が非常に高レベルであることが窺えますね!

そして、レイリーの持つ覇気で特筆すべきなのが「覇王色の覇気」です。
数百万人に1人しかその資質を持たない、この非常に稀な覇気をレイリーも持ち合わせています。
“冥王”の二つ名にピッタリなスキルですね。

覇王色の覇気を放つレイリー
出典:ワンピース コミック 第52巻より

レイリーの強さ③剣術

レイリーの強さ3つ目のポイントは剣術です。
あまり装備を持ち合わせている様子ではないレイリーですが、対黄猿戦を見ている限りでは、主な使用武器は愛用していると思われる刀(カトラス)のようです。

黄猿と切り結ぶレイリー
出典:ワンピース コミック 第52巻より

光速移動を図る黄猿を足止めしたり、真っ向から天叢雲剣(あまのむらくも)と切り結んだりしていることから、レイリーが剣術においても優れていることが見て取れます。
古くは、ロジャー海賊団が金獅子のシキ一味と戦った「エッド・ウォーの海戦」の一コマを見ても、レイリーの腰にはカトラスがありますね。
ぱっと見、現在のレイリーが持っているカトラスに酷似していますが…同じ刀をずっと愛用しているのでしょうか?

エッド・ウォーの海戦に臨む若きレイリー
出典:ワンピース コミック 第0巻より

何はともあれ、レイリーにはフィジカルと覇気、そして剣術という3つの強さの秘訣があるようですね。

レイリーの名言の数々

ここまで”冥王”レイリーの強さに迫ってきましたが、海賊王の元右腕として、新たな海賊王を目指すルフィ達一行や、若い世代たちに投げかけるセリフも魅力的ですよね。
そんなレイリーの名言の数々についてもおさらいしていきましょう!

「その麦わら帽子は……精悍な男によく似合う……!!」

出典:ワンピース コミック 第52巻より

本編に初登場したレイリーがルフィと対面して放った一言。
このセリフ、後々の過去回想を読んでから見返すとアツいですよね…!
自身が共に旅をして、共に海を制したロジャーが所有していた帽子と再びめぐり合ってのこの一言です。
レイリーにとって、ロジャーやシャンクスは「精悍な男」だったのでしょうか。

「あの日ほど笑った夜はない…!!あの日ほど泣いた夜も…酒を飲んだ夜もない……!!」

出典:ワンピース コミック 第52巻より

ロジャーが処刑された日を回想してのセリフ。
死を悟り、自ら処刑されることを選んだロジャーと、それを送り出した相棒であるレイリーの関係性が感じ取れる言葉です。
男同士の友情や、海賊としての生き様など…様々なものが入り混じった崇高さを感じますね。

「若い目を摘むんじゃない…これから始まるのだよ!!彼らの時代は……!!!」

出典:ワンピース コミック 第52巻より

もはや息を吐くように名台詞を残すレイリーです(笑)。
麦わらの一味を壊滅させようと猛威を振るう黄猿に対して、すんでの所で割って入ってのこのセリフ…かっこよ過ぎます!

「戸惑いこそが人生だよ 黄猿君……!!」

出典:ワンピース コミック 第52巻より

「軽い気持ちでやって来た」と、レイリーの思わぬ足止めに苦戦する黄猿に対して放ったセリフ。
やはり、歴戦の老兵が言うと深みのあるセリフですよね…!
レイリーからすれば、海軍大将を務めるボルサリーノすらも、人生の何たるかを知らない若僧のようです。

「頂点まで行って来い!!!」

出典:ワンピース コミック 第61巻より

シャボンディ諸島に再集結したルフィ達に投げかける激励の言葉。
一度頂点を見てきた男が言うと重みがありますね。

「弟子の船出だ よしなに頼むよ…」

出典:ワンピース コミック 第61巻より

そして、ルフィ達がシャボンディ諸島から脱出するところを追ってきた海軍を足止めしてのこのセリフ。
2年の間に「弟子」と呼べるほど、ルフィとレイリーの仲が深まったことが窺えます。

レイリーは若い頃もダンディーで魅力的

現在はコーティング職人として隠居の身ながら、ロジャー海賊団として大海原を駆け巡っていたレイリー。
そんな現役時代の若いレイリーも、とてもダンディで魅力的です。

レイリーの若い頃が見られるのは主に回想シーンです。
実は、単行本3巻の時点でバギーの回想に登場していたレイリーがこちらです。

バギーとシャンクスのケンカを仲裁する若きレイリー
出典:ワンピース コミック 第3巻より

髪は今と同じオールバックですが、綺麗にカットされているので清潔感がありますね。
特徴的なアゴ髭も短く剃られている様子です。

エッド・ウォーの海戦で刀を抜く若いレイリー
出典:ワンピース コミック 第0巻より

こちらのシーンは、ロジャー達と共に金獅子のシキの艦隊に立ち向かうレイリーです。
よく見ると、バギーの回想と腕が逆ですが、同じリストバンドをしていますね。ファッションだったのでしょうか?
両回想ともに、既に右目のキズがあることは確認できるので、さらに若い駆け出しの頃に負った傷なのかもしれません。


出典:Amazon.co.jp

さらに、若い頃のレイリーと言えば今とは正反対の金髪が特徴的ですね。
「シルバー(銀)ズ」という名前の由来から見ると年老いてからの銀髪がピッタリなのですが、金髪のレイリーもかっこいいですよね!

冥王レイリーの強さと魅力のまとめ

レイリーの強さと魅力に迫った今回の内容、いかがでしたでしょうか。
ひとつなぎの大秘宝を見つけた先人として、ルフィの師匠として…また必ずや本編に登場すると思われますので、今後もレイリーの新たな見せ場や名言が飛び出すことに乞うご期待です。